学生の希望就職先

IT協会が行った調査で、2012年にすでに就職活動が終わっている学生に就職希望先をアンケートしたところ、IT・情報サービス・ソフトウェアが全体の18%を占め、25職種中1位となりました。
そして、2位が金融・証券・保険(14.8%)、官公庁・自治体・公共機関(13.9%)、医療・福祉(12.6%)となったそうです。

IT業界は3Kとも7Kとも言われ、学生からあまりイメージが良くないという、これまた自分なりのイメージがあったので少し意外でした。
世代が若くなるにつれIT技術とも馴染みがあり、その必要性を感じているのかなとも思います。

また大学生、大学院生1000人にIT業界のイメージ調査をしたところ、最も点数が高かったのは、「これからのビジネスを牽引する」で全体の86%が「そう思う」「ややそう思う」と回答しました。
次に、「若いうちから責任ある仕事ができる」で76.3%が肯定的に評価し、「海外での活躍のチャンスがある」で71.5%が肯定的に評価しました。

一方、評価が低かったのは、「ストレスが少ない」、「自分の時間を確保できる」、「一般企業のなかでIT担当者の地位が高い」というものでした。
この結果については、的を射ていると思います。
これらネガティブなイメージだけがIT業界への就職を妨げているのではなく、仕事内容と自分の能力のミスマッチがあるので就職希望はしないという意見も多数ありました。

ですが、この学生たちがIT業界での仕事内容を把握しているとは限らないようです。プログラマーやシステムエンジニアについては知っているとした学生が多くいましたが、ITコンサルタント・アナリスト、テクニカルサポート・ヘルプデスクについては知らないと回答した学生が多くいました。